TPOまとめブログ ☆ テクノポップとシンセサイザー ☆
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GREEN全曲レビュー by polymoog
☆GREEN関連エントリの総括はこちら

polymoogさんがGREEN全曲レビューを書いてくださいました。ぜひお楽しみください!

■GREENを試聴 ( 1,2,4,6,8,9 )

GREEN ( by Project Green ) 試聴用音源(6曲) 
大きな画面で見るにはこちら http://www.youtube.com/watch?v=pJ-GBKiH28c

レビューと合わせてご覧下さい→GREEN詳細フライヤー


polymoogによる
アルバム「GREEN」 全曲レビュー


■01 Water Dance And Sun
「TPO1」における片柳(本間)作品や、CDのみに収録されたエキゾチック・ナンバーなどにも通じる、アダルトな雰囲気のカクテル・ラウンジサウンド。リマスターによって生まれ変わったものか否か、オーディオ的な質感は中低域がファットなものとなっており、官能的とも言えるベースラインを持つこの曲に、これがとても良くマッチしている。

いかにもアナログシンセらしい柔らかなシンセブラスや木管系のアンサンブルに加え、随所にちりばめられた、キラビやかなパッドサウンドやシンセドラムが心地良い。中盤のリリコンソロとそのバックで淡々とコードを刻むシンセの絡みに陶酔。

■02 Talaria
一転して、繊細なストリングスと、軽快感溢れる躍動的なシンセベースによる、爽やかなサウンド。屈託のない朗らかな曲調を基調とするが、後半へ向けて盛り上がるにつれ、機智に富んていくコードワークが聞くものを飽きさせない。

何気なく聞いていればそのようなことは露程にも気づかせないのだが、四分音符の分解能=48といった程度の性能だったこの時代のシーケンサーでこのグルーブ感を創出していた、その職人技には今改めて驚かされる。

■03 Our Day Will Come
この曲を収めたロジャー・ニコルズやハーブ・アルパートの作品が、渋谷系のオリジナルとして脚光を浴びることになるのは、ずっと後の話。この時点で既にしてこの曲を選んでいた、その圧倒的な選曲眼と音楽センスには平伏するしかない。

シンセストリングスによるディズニーサントラのようなドリーミーなイントロから、少し速めの軽快なBPMのボサノバに載せて、今やお馴染みのあのメロディが現れる。

牧歌的なソフトロックのカヴァーの中にあっても、中盤に現れる後半へ向けてのブリッジでは、後の天野=安西作品でもお馴染みの、転調からのめくるめくような展開に眩惑される。

■04 Simon's Favorite Avenue
ここではブラスのみでシンプルに聞かせるアレンジで曲そのものの良さをひきたてる。
ここでも指摘されなければ、その緻密な打ち込みの職人技には気づくことはないのだが、それでもほのかに漂う人工物と自然物の中間のような、独特の肌合いの質感が、 Project Green ならではの個性的なサウンド創出の鍵となっている。

■05 God Bless The Child
いかにも「アナログシンセらしい」壮大な空気感を感じさせるストリングス。それらによる華麗なアレンジが、煽情的なメロディを彩る。アナログ電子楽器によるウェットな情感の表現という意味では、ひとつの極北。

アレンジ&サウンドに深く刻みこまれた天野=安西印の刻印は、楽曲が有名曲のカヴァーであることすら、この楽曲を構成する単なる一つの「素材」に還元してしまう。

■06 Good Old Fellow
ここで聞くことのできるブラスと木管の中間のような、その垰やかなサウンドは、後の世代が忘れかけてしまっている、アナログシンセの最も魅力的なサウンドの一つ。こうしたサウンドを随所で堪能することができるのは、このアルバムの重要な魅力の一つである。

しかしここまで聞いてくると、最早シンセによる演奏かどうかはあまり関係がなくなってきてしまった。そこに現出する感情は、純粋に、「いい音楽」と出会える幸せである。

■07 La Costa
これまたイントロのストリングスが煽情的かつ壮大に幕を開ける。
度数高めでも着崩れしない、エロチックながらも上品な、大人のサウンド。アナログシンセ特有のチープシック感を伴うパーカッション系のサウンドが、一層クールな表情を与えるのに一役買っている。

ポルタメントやピッチベンド、モジュレーションなどのアナログシンセならではの音の揺らぎは、このアルバム全編を通じて、その魅力の重要な要素となっているが、この曲では特に、それらの艶かしい魅力を堪能できるだろう。

■08 Leonides Stream
イントロのコード進行のじらせっぷりに身をよじらせる、70年代後期のフージョンライクなオシャレサウンドトラックを彷彿とさせる軽快なトラック。
ここでもファットな質感の中低域が、腰に来る。生のビッグバンドでの演奏も聞いてみたくなる佳曲だが、微妙な揺らぎを伴う伸びやかなサスティンは、生のブラスでは得られない、アナログシンセならではの質感。

■09 Epilogue
劇判的な曲名ではあるが、例えばこの1曲のためだけにこのアルバムを買ったとしても、決して悔いはない。そんな至極の美しさをたたえた一曲。
プロジェクト名/アルバムタイトルとなった“Green"とは、「音の観葉植物」を意味するとのことであるが、 こうした楽曲を聞けば、
“Ever Greenな音楽” のそれと理解するほかないだろう。

☆当ブログのpolymoogの連載を全部見る


ポリモーグ
DJウエケンとのエレクトロ・ラウンジユニット「ELEKTEL」、
岡田徹(ムーンライダーズ)+イマイケンタロウ(エイプリルズ)
とのガジェット楽器音楽ユニット「c.t.o.」のメンバー。


☆ELEKTEL's Official
http://www.elektel.com/
☆polymoog's web
http://www.shinomiya.ne.jp/polymoog/
☆大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル
(Gakken Mook 別冊大人の科学マガジン)
http://www.amazon.co.jp/dp/4056051836

☆ポリさん、ありがとうございました。
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