TPOまとめブログ ☆ テクノポップとシンセサイザー ☆
25年の時を経て今蘇るTPO、2009年~は「日本のアート・オブ・ノイズ」TPOのCD再発祭り! テクノポップマニア必見情報をお送りします
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TPO1を聞いたら身長が12cm伸びた by polymoog (最終回)
DSCN2053a.jpg
TPO安西史孝からポメラの説明を受けるpolymoog、
この真剣なまなざし!(TPOタワーレコードイベント打ち上げにて)

☆polymoogの連載を全部見る
☆TPOをyoutubeで試聴する
・ポリさんが爆音で掛け続けたDawning 他が試聴できます。

【第参回のあらすじ】
DTM夜明けの時代を、バイトとライブと打ち込みで駆け抜けたpolymoog、
ピットイン、モダコレ、インクスティック、など伝説の店に通いながら、PC-8001mkII、CMU-800、様々なMIDI機器と言う、これまた伝説の機材に囲まれながら「いつかはフェアライトを・・^^」と夢見る高校生であった。

そんなpolymoogの前に、polyの欲しい機材を全て持ち、自由自在に操る「元祖打ち込み音楽ギーク」安西史孝が現れた!
1984Nov.jpg
安西史孝 (1984.11)   右、グリーンの画面がフェアライトCMI

彼がpolyに与えた影響とは?
そして先人の歩みを小学生から見つめ続け、プロミュージシャンになったpolyが今後目指す音楽道とは・・・

いよいよ最終回です!(・∀・)人(・∀・)

最終回:視える音・響き渡る

TPO1』と並ぶ安西史孝の代表作と言えば、システム700+MC-8による「これぞローランド!」ともいうべきピコピコシーケンスフレーズが耳を奪う『うる星やつら』のサントラであろう。アニメ自体が大ヒットしたことももちろんだが、このサントラも丁度アルバム『TPO1』がそうであったように、その後もクイズ番組などのTV番組のBGMとして使われ続けた。そのため、アニメを観たことがない多くの人にとっても耳馴染みの深いサウンドとなっている。

この『うる星やつら』のサントラについて、作者の安西氏自身が『電子音楽 inJapan』の著者・田中雄二氏に語ったところによれば、そのサウンドの元ネタとなったのは、ディズニーランドのエレクトリカルパレードの音楽などで有名なペリー&キングスレイなどの、いわゆる「moogミュージック」だったそうだ。これらの作品は、シンセサイザーのサウンドをメインに据えたポップミュージックとしては、最も初期における代表的な作品だ。そして当時子供だった自分がそれらのサウンドを耳にするのも、やはりクイズ番組、テレビショッピングといった、テレビから流れてくるBGMとして、だった。

安西とともに『うる星やつら』『みゆき』などのサントラを手がけたTPOのもう一方の中心メンバーである天野正道は、映画『バトルロワイアル』をはじめとする数々の映像作品の音楽を手がけた。アルバム『TPO1』のプロデューサー片柳譲陽本間柑治)はその後もCM音楽の世界で第一人者であり続けており、同じくCM音楽のスター作曲家であった岩崎工も、現在は日産のCMなどでお馴染みのCGアニメ『ゴールデンエッグス』の音楽監督を担当するなど、映像作品と深く関わり続けている。

思えば日本におけるシンセサイザー音楽の第一人者・冨田勲氏も、その作曲家としてのキャリアはNHK大河ドラマ『花の生涯』『徳川家康』や『今日の料理』などの番組テーマ、さらには『ジャングル大帝』『リボンの騎士』といった手塚アニメのテーマ曲など、テレビを中心とした映像作品との強い関わりに彩られている。その冨田勲氏がmoogシンセサイザーを中心にサウンドメイクしたNHK『ニュース解説』や教育テレビ『みんなの世界』のテーマ曲などが、テレビショッピングのBGMに流れるジャン=ジャック・ペリーの作品と並んで、シンセサイザーのサウンドを「それと意識せずに」聞き親しんでいく最初のきっかけとなった者は多いのではないだろうか。

その後1980年代のYMOブーム~テクノポップブーム時にも、YMOのメンバーや関連アーティストがそれまで活躍していたフィールド=高感度な音楽好きの若者たちに留まらず、小学生(これにもまた自分が含まれているのだが)までもがそのサウンドに熱狂したのは、テレビCMによってそのサウンドがお茶の間に届けられたことによる影響も大きかった。テクノポップブームは、映像のみならず、デザインやファッションなど、様々な視覚的な要素を巻き込みながら、社会現象と言えるほどのブームへと加熱していったのである。

これらの音楽は、決して「映像などのヴィジュアルイメージに従属する背景音楽」には留まっていない。むしろこれらのサウンドそのものがきっかけとなり、ヴィジュアルなイメージを喚起するのだ。ペリー&キングスレイのアルバムが、YMOのアルバムが、そして、アルバム『TPO1』が、そもそも特定の映像のために作られた音楽、ではなかったのに、いつしか特定の映像イメージのテーマソングのようになってしまったように。

そんな、知らぬ間に心の中に忍び込み、その音を聞いただけで何かのイメージを喚起させるような音楽を、いつか自分も作ってみたいと思い続けている。

(「TPO1を聞いたら身長が12cm伸びた by polymoog 」 最終回 完)

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polyさんの連載は今回で終了となります。polyさん、毎回玉稿をありがとうございました!
またこの連載実現に際し、polyさんと管理人の共通の友人であるゆかぽんさんに大変お世話になりました。
ゆかぽんさん、ありがとうございます(・∀・)人(・∀・)

今後もpolyさんは様々な企画に登場しますので、ファンの皆様おたのしみに!

polymoog 
ポリモーグ
DJウエケンとのエレクトロ・ラウンジユニット「ELEKTEL」、
岡田徹(ムーンライダーズ)+イマイケンタロウ(エイプリルズ)
とのガジェット楽器音楽ユニット「c.t.o.」のメンバー。


☆ELEKTEL's Official
http://www.elektel.com/
☆polymoog's web
http://www.shinomiya.ne.jp/polymoog/
☆大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル
(Gakken Mook 別冊大人の科学マガジン)
http://www.amazon.co.jp/dp/4056051836






「TPO1」情報まとめはこちら
「小山田圭吾の中目黒ラジオ」エンディングテーマ
sundog 収録アルバム。
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「GREEN」情報まとめはこちら
TPO結成前の前段階ユニット
「PROJECT GREEN」
28年眠り続けていた
アナログシンセによるラウンジの大名盤、
2009/8/15に発売。
アマゾンインディーチャート5位獲得!



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テーマ:シンセサイザー - ジャンル:音楽

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