TPOまとめブログ ☆ テクノポップとシンセサイザー ☆
25年の時を経て今蘇るTPO、2009年~は「日本のアート・オブ・ノイズ」TPOのCD再発祭り! テクノポップマニア必見情報をお送りします
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TPO1を聞いたら身長が12cm伸びた by polymoog (第壱回)
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本日より、TPOの日本一のファンを自認する
ELEKTELpolymoogさんによる大河連載がスタートします。

ポリさんがTPOに出会った中2病の頃から今に至るまで、いつもポリさんの側にあったTPOの音楽、
TPOはポリさんの音楽性にどんな影響を与えたのでしょうか、また当時はどういう時代だったのでしょうか、
そして25年ぶりの再発と祭りをポリさんはどのように受け止めているのでしょうか?

25年間で身長が12cmも伸びたポリさん、この連載はポリさんの音楽の半生記でもあります。
彼のポップでカラフルな音楽の秘密が今明かされます。それではポリさん、どうぞ!

   
中2病と『TPO1』

『TPO1』がリリースされた1983年当時私は、大好きだったYMOが解散することを知り、これからどんな音楽を聞けばいいのかと途方に暮れていた中学生になったばかりの少年だった。
 その当時のそうしたシンセ好きの少年なら、『TPO1』というアルバムがリリースされたことに気づくのは、そう難しいことではなかったはずだ。リリース直後、それほど多くのシンセ関係の雑誌や書籍に、「新世代のシンセサイザーミュージックの代表」として紹介されていたからだ。

今手もとにある1983年に刊行された「コンピュータ・ミュージック入門」(著・古山俊一)という本にも、“コンピュータ・ミュージック名盤10選”という囲みコラムに、ハービー・ハンコックやクラフトワークと並んで紹介されている。もしそれが雑誌の小さな囲み記事だったとしても、あの印象的なジャケットの画像が紹介されていたならば、そのLPのことは、きっと記憶に刻まれたに違いない。自分もそうした一人だった。

 とは言えそれはあくまで、シンセサイザーやその音楽に興味があった者の話で、一般のロック好きやヒットチャートの音楽を聞いていた人には、ほとんどその存在は知られていなかったのだろう。
少なくとも自分が普段レコードを買いに行く駅前の小さなレコード屋の店頭では、そのLPを見かけることはなかった。

 『TPO1』のLPを初めて目にしたのは、リリース翌年のこと。ベルギーのクレプスキュールレーベルのアーティストが出演するライブを見に行った帰りに立ち寄った、新宿のレコード屋でのことだった。
深夜のAMラジオで偶然耳にした「MIKADO」にはまり、近所のレコードチェーン店が輸入代理店だったことから、その店でも扱いのあったクレプスキュールレーベルの大ファンとなっていた私だったが、以前から気になっていた 『TPO1』のLPをみつけ、その日のライブのことはすっかり忘れて、興奮してそのLPを買い求めた。

そそくさと家に帰ってLPに針を落とした時の衝撃は、今も忘れられない…。
それは一枚のレコードにあらゆるジャンルが放り込まれた、まさに音楽の博覧会であった。そしてその後、このLPを何度となく聞いた。

 その翌年の正月。次世代の光ディスクプレイヤー=CDプレイヤーは1982年に登場して以来、とても高価なもので、親のスネにかじりついたとしても、とても手が出せる値段ではなかった。
が、この頃になると、ようやく中学生のためたお年玉でも手が出せるような、数万円で購入できる普及機が発売され始めた。そして年が明けると早速、秋葉原へCDプレイヤーを買いに走った。

とは言え、その金でプレイヤーは買えたとしても、ソフトがなければ話にならない。もちろん予算に限りはあるので、一緒に購入 できるソフトは2本。今ならわざわざ既に内容を知っている同じコンテンツをまた買う、というようなことはしないかもしれないが、最初に買うソフトである。失敗は許されない。
1枚目はすぐに決まった。ドイツグラモフォンの、ダニエルバレンボイム指揮パリ管弦楽団の『ラヴェル/ボレロ/ダフニスとクロエ』のCD。

2枚目は…。秋葉原石丸電機のCD売場をなめまわすように物色し、慎重にタイトルを選ぶ。そして選んだのが、『TPO1』のCDだった。CDはあの印象的なジャケットデザインが差し替えられたものだったので、危うく見過ごす所であったが、発見するや否やすぐ手に取って、レジへと向かった。

 この2つのタイトルをCDで聞いてみたい、と思った理由は、買った時点では「ただ何となく」でしかなかったが、今になって思えば、何故この2つのタイトルだったのか、という理由は明白だ。
『ボレロ』の曲全体に渡る長大なクレッシェンドと、『TPO1』の1曲目『Dawing』の冒頭。この2つの素材ほど、CDのダイナミックレンジの広さを味わうのにうってつけなものはない。近所迷惑も顧みず、わざとボリュームを大きめにして、徐々に押し寄せる、その強大な音圧を、全身で味わうのだ。

それは宝島を読んで、ラフィンノーズのライブに行くのと同じこと。
それが自分にとっての“パンク”な魂の表れだった。

何と言う1980年代の中2病…。


<第壱回おわり、続く>


polymoog 
ポリモーグ
DJウエケンとのエレクトロ・ラウンジユニット「ELEKTEL」、
岡田徹(ムーンライダーズ)+イマイケンタロウ(エイプリルズ)
とのガジェット楽器音楽ユニット「c.t.o.」のメンバー。


☆ELEKTEL's Official
http://www.elektel.com/
☆polymoog's web
http://www.shinomiya.ne.jp/polymoog/
☆大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル
(Gakken Mook 別冊大人の科学マガジン)
http://www.amazon.co.jp/dp/4056051836

☆ポリさん、ありがとうございました。
皆さんも拍手ボタンで盛大な拍手をお送り下さい!





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「小山田圭吾の中目黒ラジオ」エンディングテーマ
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TPO結成前の前段階ユニット
「PROJECT GREEN」
28年眠り続けていた
アナログシンセによるラウンジの大名盤、
2009/8/15に発売。
アマゾンインディーチャート5位獲得!



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