TPOまとめブログ ☆ テクノポップとシンセサイザー ☆
25年の時を経て今蘇るTPO、2009年~は「日本のアート・オブ・ノイズ」TPOのCD再発祭り! テクノポップマニア必見情報をお送りします
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福永柏連載、「TPOの真実」第2回
とうとうメンバーが重い口を開いた!
TPOのメンバー自身が語る70年代後半~80年代前半、
あの日あの頃。

最後に福永さんからのスペシャルなプレゼントがあります!

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◆Rhodesが来た◆

 1977年に大学生になって東京での生活が始まった。
 77年といえば、ピンク・レディーの「カルメン’77」から思い起こすに、昭和歌謡が最後のピークを過ぎつつある時期だったように思う。
 そして、後にTPOにつながる展開はこの年に端を発した。

▲▲▲▲▲▲▲

 とりあえず僕は、下町の方に住む親戚が自宅裏に持っていたアパートに住むことになった。たぶん4畳半だったけれど、そんな虫籠みたいな所に平気で住んでいられたのだから、今より閉所恐怖は軽かったようだ。近くに銭湯がいくつもあって気分によって違う所に行くのが面白かった。
 少し歩くと隅田川で、その途中には「蔵前」国技館があった。

 受験生という縛りはなくなったのだから、ラジカセよりはいい音で音楽を聴けるようにしようと思い、機材漁りに何度か秋葉原に足を運んだ。
 当時、秋葉原はパーツとオーディオの街で、駅を降りるとハンダのペーストに含まれる松ヤニの匂いが漂っていた。「国電」の駅構内のショーケースにもトリオや山水の高級オーディオ(カットして断面を見せたりもしていた)や八重洲の無線通信機などが展示されていたり、ラジオ会館のエレベーターに乗ると、自転車ごと出前の人が乗ってきたり、と・・・今より濃厚で圧倒的に硬派の町だったように思う。ある意味築地みたいな町だったかもしれない。そういえば青果市場もあったことだし。
(この頃既に安西君は秋葉原のローランドの開発室に出入りしていたわけですね・・・)



 結局、値段の割りに付属カートリッジが良いビクターのレコードプレーヤーJL-B37(これは今も現役)と、出力段にV-FETという三極管に似た特性を持つ素子を使ったソニーのアンプTA-4650を格安で見つけ、スピーカーはフォステクスのFE133(103や163にしないところが渋い)というフルレンジユニットを出来合いの箱に入れて一段落。
 実力のある不人気商品を安く手に入れる習性は、この頃から身についていたようだ。
(アンプに関しては「オーディオの杜」という重症者サイトにわかりやすい記事がありました。
http://www.page.sannet.ne.jp/kokada/newpage23.html
http://www.page.sannet.ne.jp/kokada/TA-4650.html
 
 住んでいたのはそれこそトキワ荘みたいな木造アパートだから爆音は出せないけれど、隣近所はお互いおおらかにやっていた。「隣はフォークソングばっかり聴いてるな~」「こっちは演歌かよ」「そんならエマーソン・レイク・パーマー悪の教典#3かけちゃうぞ」みたいな感じ。
(あの当時を思い出すと、今みたいにプライベートな生活音は目の敵にするくせに、街頭、店舗など共有スペースの音響汚染に鈍感なのはどうかと思う。)

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 一応レコードが聞けるようになると、次は手なぐさみに和音の出るキーボードが欲しくなった。当時のシンセサイザーは単音楽器だから、それはピアノ系かオルガン系かストリングス-アンサンブルということになる。
 雑誌やカタログでリサーチを始めた。情熱と憧れが強い頃だから、実機を所有している人より詳しくなるくらい調べたものだ。その中でコルグのPOLYPHONIC ENSEMBLE PE-1000、2000
http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/PE-1000/
という機種がしばらく候補にあがっていた。これはコードバッキングに使いやすいいくつかのプリセット音が内蔵されていて、しかも多少のエディットが利くというものだった。サイズも手ごろだし1台でエレピ&ストリングス-アンサンブルの働きはお買い得に思えた。ギターメインのバンドにパッド系の音を提供するには有効だったと思う。

 楽器店でいろいろな機種をいじってみると、当時の電子発振の音源はパッド系はまだしもピアノ系の音に関しては物足りないということがはっきりした。所詮は単純な波形の音圧をピアノ的エンベロープで矯正しただけなので、そのペナペナ感を逆手にとるような生かし方はあったと思うが、汎用性のある音色とは思えなかった。
 それに比べ、機械振動を電磁気的にピックアップする方式のフェンダーのローズ、ウーリッツァーの200、ホーナーのピアネット、コロンビアのエレピアンはどれも生理的にしっくりくるものだった。
 そして、その中で本当に欲しいのは【Rhodes】だということがわかった。(古い雑誌にはローデスと記してあったりした。)
 しかし、山野楽器輸入の正規品はスーツケースピアノで70万円くらい、アンプ無しのステージピアノでも40万円超で、いずれにせよ高い。しかも重くて大きい。
 そんな時、ジャズスクールのアンが直接船便で買い付けて頒布するというのを知った。それだと73鍵のステージピアノが30万円弱だったので、それでも大冒険だったけど、六本木まで申し込みに行った。
 授業をやってる教室の後ろの方でこそこそ申し込み書類を書いた覚えがある。なんだか敷居の高そうなスクールに見えた。

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 素人輸入の船便は遅れに遅れて、注文から4ヶ月くらい経った晩秋にようやく到着した。梱包のままだと廊下が通れなかったので、外で開けてもらいようやく搬入できた。
 上のフードが丸い【MARK Ⅰ】だ。そのフードをはずすとヒノキオイルみたいなやや甘酸っぱい揮発性の木の香りがして、楽器が家に来た喜びがわいてきた。
 オーディオアンプのAUX端子につなぐと「本物」の音がした。

 しかし、どうやってあの狭小スペースで楽器と共に暮らしていたんだろう?

福永004
福永さん30年間愛用のRhodes


福永柏さんからのクリスマスプレゼントです。
是非お聴き下さい。メリークリスマス☆







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